今回は愛知県名古屋市鳴海町にある【こんせい】さんで、有松鳴海絞の技術「板締め絞り」のひとつである、雪花絞り体験をさせて頂いたのでご紹介します٩(๑>∀<๑)۶
雪花絞りは、基本三角形に折った生地を染料に浸し、生地に浸透した染料が花が咲くような柄となる技法です。
先ずは先生に教えて頂きながら生地をアイロンを使って正三角形や二等辺三角形に折っていきました。
正三角形(写真)は折っていくと、だんだんと生地が捻じれてきてしまい、捻じれを解きながらの作業に悪戦苦闘;
先生に捻じれない織り方を教えてもらったのですが、結局ネジネジになってしまいました(ˉ ˘ ˉ; )
後は只々ひたすらに生地を折っていきます。
黙々、折々………、集中するあまり皆ほぼ無言でした(笑)
途中で「蟹を食べている時みたい!」などと言いながら布折りが完成!!
1反(約13m)は流石に大変でしたが物凄く折り甲斐がありました!
三角に折った布の形を整えて絞り板で挟みます。
厚みがあるので形が崩れない様に慎重に慎重に………
また、板を止めるネジの加減によっても染めの具合が変わるそうですが、コレだ!と言う加減は結局分からず、最後は先生に微調整をして頂きました。
こういった少しの違いの分かる職人さんは本当に格好いいなと思いました!ヵッコ(●゚▽゚)ィィ!
下準備が済んだら、いよいよ染めの作業に入ります。
一人一人に染織液を作って頂けるのですが、作業道具の中には泡だて器や茶こしや量りもあって,お料理をしているみたいで面白かったです(^^)
染料液に浸かっている部分が横に傾いていたり前後にが傾いていると、柄の形が不規則になったり大きさが均等にならない為、平行に素早く染めたい位置まで布を液に入れます。
目的の位置まで布を入れたらその位置を2分~3分キープです。
こちらは二ヶ所を染めて全体に同じ柄を出していました。
二ヶ所目も最初と同じ大きさになる事を意識して染料液に浸します。
染め前の説明で、「布が染料を吸い染まっていく高さが変わるのを、自分の手が動いてると錯覚して布を動かしてしまう事があるので気を付けて下さい。」と教えてもらいましたが、本当にその様に感じてしまうのでうっかり手を動かさないようにするのが大変でした;;
染めが終わったら余分な染料を落し、折りを解きながら更に染料が出てこなくなるまで水に晒します。
単純な作業にみえてこれが結構時間が掛かるんです…!!
三角折りの際、捻じれが派生しているので、布をクルクル回転させがなら広げていきました。
この時、藍色の染料は空気に触れる事で酸化がおこり、黄緑色から一気に深い藍色に変わっていく様子が何度みても面白く感動的でした!!(´。✪ω✪。`)✧*。
こちらも濃い茶色だったのが一気に鮮やかなオレンジ色になりました!
更に綺麗な水に暫く晒したら簡単に畳んで脱水機へ。(めちゃめちゃ水絞れます笑)
乾燥機で乾かして頂いて、その日のうちに持って帰れました(^▽^)
こちらは全て今回の体験会で作成した雪花絞りです!!
同じ色で染めた反物でも柄が違うと染織液に浸ける時間の違いのせいでしょうか?また違った色に見えてきますし、雰囲気も変わってくるのがともて素敵でした♪♪♪
反物を染める前に練習で手ぬぐいを染めたのですが、こちらも大変可愛く仕上がりました♡
早く浴衣に仕立てて着たいなあ〜♡