皆さまお久しぶりです(^○^)葵です!
今日は「お手軽!バチ衿の半衿つけ」についてお伝えしていきます!
長襦袢の衿は大きく分けて「バチ衿」と「広衿」の2種類です。バチ衿とは、衿山のところの衿巾は狭く、衿先に向かって衿巾が徐々に広がっている衿のことをいいます。
広衿は巾が広いので、着用の時に衿巾を折りますが、バチ衿はその必要がありません(*^_^*)
付けたい半衿はこちらです!!黒地の絞りの柄です(*^_^*)
今回のブログでは、使うものは主に、針・糸・アイロンです!本格的な和裁道具がお家になくても手軽にできる簡単な半衿つけのやり方を紹介したいと思います!!
まず、短い方をアイロンで折っていきます。端の方の黒地の部分は表に出したくないので、今回の半衿では柄の切り替えの所で折ります。折った後、写真の赤い線のように糸でとめます。
白などの無地の半衿をつける時は、端から1cm位をアイロンで折り、糸でとめて下されば良いです!
半衿の長い方は、端から1cmぐらいの所をアイロンで写真のように折っていきましょう(*^_^*)
それでは待ち針を打っていきましょう!
表側から付けていきます。身頃の背縫いと半衿の中心を合わせて針を打ちますが、この時、写真のように長襦袢の白い地衿が見えてしまうのは少し格好悪いので、、、
このように長襦袢の衿が見えないようにまち針を打ちましょう!
縫い始めの所に待ち針を打って留めていきます。待ち針は中心に1本、縫い始めの端に1本、その間に5~6本ぐらいの針を打ってあげると良いと思います。
それでは縫っていきましょう!半衿の端から3~4mmぐらいの位置を出来るだけまっすぐ縫っていきます。
下の写真のように2~3cmの間隔でとめていきます。縫うときは、身頃の生地ではなく、長襦袢の衿の生地をすくうことがポイントです(^○^)
背縫いの所まで縫えたら、反対側も続いて同じ縫い方でとめていきます。
表側がすべて縫えたら次は裏側です。
半衿で衿をくるんであげて、まずは背縫いの所に1本針を打ちます。半衿でくるむ時に、ブヨブヨとしたゆるみがないようにしましょう。
長襦袢を着用する時、裏側は内回りとなり、特に女性は衣紋を抜いて着るので、ブヨブヨとしたゆるみが首の後ろあたりに目立ってしまうことがあります。
それを防ぐために背縫いから約10cmぐらいまで半衿を少し張り気味にしてつけます。
写真のように背縫いからそれぞれ10cmの所に針を打ちます。(☆から♡まで)
表と同じように、半衿の端と中心と端の間に待ち針を打ち、縫っていきます。
端から☆までは表と同じ縫い方です。
☆まで来たら縫い方が変わります。分かりやすいように赤い糸で縫いますよ!
写真のように糸を出したところから1mmほど戻ったところに針を刺し、、、
そのまま地衿の中を1cmほど進み、針を出します。
黄色の印のように約1cmの間隔で小さな点を出しながら留めていきます。
縫い方を変える理由は、先ほど少しお話しましたが、大人の女性は衣紋を抜いて着るので、裏の首の後ろあたりが見えやすくなり、大きな縫い目で縫ってしまうと、縫い目が見えてしまう可能性があるからです。
縫い目が目立たないように、小さな縫い目にするのです。
上の写真の☆から♡まで小さな縫い目で縫い終えたら、残りは、表と同じように2~3cm間隔ですくって留めていきます。
半衿が付きました!!当て布をあてながら、アイロンで仕上げるとさらにピッタリときれいに仕上がります。
皆さんも試してみてくださいね!
今後も半衿付けに関してのブログを発信していきます。次回は、東亜のプロの和裁技能士さんによる本格的な半衿付けのやり方を紹介する予定です!
いろんな半衿のつけ方のブログシリーズ
第一弾☆おうちにある裁縫セットでお手軽に!簡単半衿の付け方☆
ビデオにしてみました。(呉服のほていや様に製作協力いたしました)
第二弾 ☆【本格的】半衿のつけ方~バチ衿の時~☆
第三弾 ☆半衿の付け方 【広衿の場合】☆
第四弾 ☆半衿のつけ方 【刺繍半衿の場合】☆ https://www.toawasai.jp/post/haneritsuke_4
第五弾 ☆半衿のつけ方 【ワンポイント柄の場合】☆https://www.toawasai.jp/post/haneritsuke_5