東亜和裁の特色 | 研修風景

教室の様子、お見せします!

東亜和裁では1年から4年目の研修生が、一緒に研修を受けます。研修生一人ひとりに1反の反物が任され、キズ汚れのチェックから仕上げまで一人で行います。
反物にハサミを入れる時には指導員が確認をし、縫製中の指導はそれぞれの能力に応じて指導。完成した着物は指導員がチェックを行います。
研修中は年次に関係なく座ります。そのため先輩の技を身近に見たり、後輩にアドバイスしたりしながら、技術に磨きをかけ、和裁の匠を目指し取り組んでいます。

制服は着物です。

「自分で仕立てられ、自分で着ることができる」。着物を毎日着ることで、着る人の気持ちが分かり、着やすい着物を仕立てることができます。
着物を着たことがなくても、指導員が着付けを教えるので大丈夫です。毎日着ることで上達し、慣れていきます。

正座で縫います。

和裁の基本は運針です。まっすぐな運針には正しい姿勢、正しい作業には正座が最適な姿勢です。
正座は慣れるまでは時間がかかるかもしれませんが、実は一番楽な基本姿勢です。
入った当初は苦労するかもしれませんが、誰もがじきに慣れるため心配はいりません。

一心に作業します。

静かだと感じるかもしれませんが、みんな一人前の和裁技能士という同じ目標に向かって頑張っています。
東亜和裁は全国に7支部があります。地域によって雰囲気が異なり、研修生や指導員が交流する場ではお互いに刺激し合いながら良いところを吸収しています。

左利きでも大丈夫です。

左利き用の道具は「はさみ」だけ。あとの道具は右利きと同じです(位置を変えたりはします)。そのため、左利きでも右利きの人と同じように和裁を学ぶことができます。先輩の中にも左利きで優秀な成績を修めた人はたくさんいます。

指導は個別指導です。

指導員が研修生一人ひとりの能力に応じ、最適な指導をします。そのため誰もが着実に力を伸ばすことができます。
研修生全員が同じ教室で学ぶので、下級生には先輩たちの高度な技能に接し、やる気と技能の向上につながっています。上級生にとっても後輩の質問や相談に答えることで、自分の知識や技能をチェックできる効用があります。研修生は同じ道を選んだ仲間であると同時にライバルでもあります。とはいえ修了後も長く友人となる研修生が多いです。それだけ東亜和裁での4年間が充実しているのだと思います。

着物の仕立て方
反物から着物ができるまで

  • 1検反・検尺・見積もり
    反物がきれいか検査したあと、長さを測ります。表地・胴裏・八掛の丈が希望寸法通りに仕立てられるか確認します。
  • 2地直し・地詰め
    蒸気アイロンを使って、生地の織目を整えます。作業中・仕立て上がり後に縮みが起こり、狂いが生じるのを防ぎます。
  • 3柄合わせ
    絵羽物は、一枚の絵のように仕上がるように、寸法表を確認しながら、柄合わせをします。
  • 4裁断
    反物を切り分けます。基本は緯糸に沿ってまっすぐハサミを入れますが、生地や模様など、特徴に応じて裁断をします。
  • 5印付け
    コテで、縫う位置、仕上がりの位置の目安を付けます。コテは小さなアイロンのようなもので、いろいろな用途があります。
  • 6袖作り
    袖口布を袖裏に付け、表裏を縫い合わせます。袖口側の底には丸みを付けます。丸みの大きさは着物の種類によって異なります。
  • 7表縫い
    揚げ・背・脇・衽・衿付けと順番に縫っていきます。「針」は四の三の針を利用します。四が太さ、三が長さを表します。
  • 8裏縫い
    裏は裾周りの八掛と上部の胴裏と異なる生地で仕立てます。糸は生地に合わせて変えます。正絹の生地には正絹の糸で。
  • 9裾合わせ
    表と裏を縫い合わせ、「ふき」を3ミリでまっすぐ仕上げます。ふきは表地の端の傷みや汚れを防ぐ役割があります。
  • 10中とじ・衿先縫い・衿下縫い
    背・脇・衽をとじ合わせます。衿先を仕上げ、衿下は裏を2ミリ控えて、くけます。
  • 11袖付
    とめをして、表袖付と裏袖付と順に縫います。
  • 12衿おさめ
    衿付にとじを入れます。裏を5ミリ控えて、くけます。
  • 13仕上げ・検品・納品
    仕立て上がり後、表と裏にたるみがないか確認します。寸法・仕上がりの確認、検針をします。たとう紙におさめて納品です。