東亜和裁の特色 | 検定・コンクール

第52回全国和裁技能コンクール

全国和裁技能コンクール

平成25年6月16日(日)に東京都の中央・城北職業能力開発センターにおいて第52回全国和裁技能コンクールが行われました。このコンクールにおいて名古屋支部の渡邊裕子さんが見事、優勝・内閣総理大臣賞を、同じく名古屋支部の石川早苗さんが準優勝・衆議院議長賞を受賞いたしました。
また、これに先立ち6月9日(日)には同コンクールの長襦袢の部が東亜和裁・名古屋支部にて行われ、名古屋支部の河野仁美さんが見事、優勝を果たしました。

受賞者支部名出身校
長着の部
【優勝】金賞・内閣総理大臣賞 渡邊 裕子
インタビュー
名古屋校 北大津高校
準優勝 銀賞・衆議院議長賞 石川 早苗
インタビュー
名古屋校 岡崎東高校
銀賞・経済産業大臣賞 小林 玲菜
インタビュー
名古屋校 多治見西高校
銀賞・文部科学大臣賞 小笠原 智恵美 盛岡校 岩泉高校校
銅賞・総務大臣賞 箱守 海 静岡校 焼津中央高校
銅賞・東京都知事賞 武田 好美 盛岡校 高田高校
銅賞・東京商工会議所会頭賞 谷野 史織 静岡校 浜松湖東高校
長襦袢の部
【優勝】金賞・(社)全国和裁団体
連合会名誉会長賞
河野 仁美
インタビュー
名古屋校 南山大学

» 全国和裁技能コンクールの実績一覧

名古屋支部 渡邊 裕子さん(滋賀県立北大津高校出身)

できる限りの努力が結果を生む

銀賞をいただけた昨年のコンクールのあと、「次に挑戦するなら優勝を目指したい」と目標を新たに日々和裁に励んできました。でも、上を目指す気持ちは一緒に学ぶ仲間も同じ。事前選考会も非常にレベルが高くて接戦でした。ですので、出場が決まった時は本当に嬉しかったですね。「順位は下げたくない!」と、できる限りの努力をしてきたことが良かったのかもしれません。本番までの約2カ月間は"仕立ての基本"を踏まえた上で、先生方や先輩などにも話を聞いて、自分に合った"きれいに仕立てる方法"をさらに追求しました。

腕を磨いて"着心地のよい着物"を作りたい

着物に興味を持ったのは、普段から和装を好む祖母の影響でした。その姿に憧れて、せっかくなら自分で仕立てられるようになりたいと思ったことが和裁を学ぶきっかけです。着物はとても繊細なもので、わずかなズレが生じただけで、形は良くても着心地が損なわれてしまうということも学びました。ですので、生地の質や着る方の体形まで意識した"着心地のよい着物"が仕立てられるよう、これからも腕を磨いていきたいです。そして、より上級の技能を修得して、一人前の和裁技能士になりたいと思います。

名古屋支部 石川 早苗さん(愛知県立岡崎東高校出身)

コンクールを機に苦手分野を克服

着物好きな母の薦めで東亜に入所して4年目。最初は難しかった和裁も徐々に楽しくなり、銀賞をいただけるまでに成長した自分に大きな自信を感じています。実は私、これまでずっと「裾の仕上げが、良いのだけどあと一歩ね」と先生に言われ続けてきたのです。今回のコンクールを前に、その苦手分野を何とか克服したいと努力しました。何より心がけたのは"指摘された時、すぐ実践してみる"ということ。事前の合宿や特訓の成果か、今回の作品は先生からもお褒めの言葉をいただけて嬉しかったです。いつか母にも私の縫った着物を贈りたいですね。

名古屋支部 小林 玲菜さん(多治見西高校出身)

先生や先輩のアドバイスも支えでした

受賞は、純粋に嬉しかったです。普段は全く意識していないコンクールですが、こうして賞をいただけたのは、積み重ねてきた練習の賜物。5時間半の制限時間内でいかにキレイに1着仕上げるかという作業は、縫うのが遅い自分にとって大きな課題でしたが、作業ペースの配分を考えながら何度も練習したことで、質とスピードの両方を修得できました。先生や先輩方から伺った体験談やアドバイスも、私を支えてくれたと思います。今は「やってきた甲斐があった!」という想いでいっぱい。将来も和裁を活かした仕事がしたいですね。

名古屋支部 河野 仁美さん(南山大学出身)

コンクールの成果が次の目標へのやる気に

現在私は2年生で、コンクール経験も今回が初めて。なので、先生から電話で「優勝だよ!」と聞いた瞬間の気持ちは、嬉しいより、本当に"驚き"の一言でした。今回はスピードよりも、時間内での美しさを競うコンクールだったので、真っ直ぐな縫い目になるよう運針には特に気を配りました。その丁寧さが結果に繋がったのだと思います。入学して約1年間かけて修得した長襦袢の技術で、高評価が得られたことは大きな成果です。来年は長着部門にぜひ挑戦してみたいですね。